某保険会社がママ達のニーズをヒアリングし、新しい「生き方・働き方・育て方・住み方」を模索するという会を見学しました。大学生の日報をシェアします。
中央学院大学 法学部 法学課 1年 馬場友香さん
今日は現場で生の声を聞くことの重要性を実感することのできた日でした。
ママさんたちがそれぞれ悩みを持っていて、それを誰かに発信したいという強い思いを感じました。また、何かをしてほしいと思うだけでなく、自分も何かをしたいという行動力にもとても驚きました。
ママさんたちの悩みや考えを聞いていて、身近に気軽に頼めるような相手がいないというような言葉がよく出るなと感じました。気軽に何かを頼めるくらいのつながりができれば、たくさんのことが解決できるのではないかと感じた。
また、仕事関係のことで、通勤時間や、お子さんが熱を出したときのことが出てきていて、やはり、通勤時間が長ければ長いほど、お子さんに何かあったときの対処も難しくなるのだなと改めて感じることができました。
特に印象に残っている言葉が、「1人でいる時間がほしい」というようなものでした。子どもは可愛いし、愛おしく感じる。それでも、ずっとかかりっぱなしになることで、1人の時間は当然減るわけで、そう感じるママさんがいてもおかしくないなと思いました。
あるママさんとお話しすることができて、その時に自分の子どもとこんな風にはなかなか話せないということをおっしゃっていて、確かに、自分も親とこんな風に意見を共有する機会は少ないなと思いました。なので、親と今回のように真剣な話をする時間を作ってみようと思いました。
新しいものを求めるのではないかという話が出たときに、私はファッションに流行があり、その流行に大体の人が影響を受けていることに似ているなと思いました。古いものを大切に考える人も多くいますが、同じくらいかそれ以上に、新しいものを好み、求めている人がいるということなのだろうなと思いました。
筑波大学 人間学部 教育学科 1年 新谷淳也君
このMama’sパートナープロジェクトを保険会社が主催しているということに驚いた。なぜならシーレズさんがおっしゃっていたように、以前は私も保険会社が顧客の足元を見ているように感じたことがあり、あまり良いイメージを持っていなかったからだ。しかし、それはもう過去のものであり、現在はその資本金を役立てたいとのことだった。その事業の第一歩を実際に見ることができたことは良い経験になったと思う。
ママさんたちの要望の中で印象に残っているのは、流山市に自分に合った職場がほしいということ、気軽で信頼関係もあるコミュニティがほしいということ、外国人との交流の場がほしいということ、中高生向けの学童のような場所が流山市にほしいということ、の4つである。特にコミュニティを望んでいるママさんがとても多かったが、そのコミュニティに求めているものはそれぞれ違っていて、ほかのママさんとの交流、異世代間の交流、国際的交流、価値観の合う人との交流、専門家との交流、子どもたち同士の交流など様々であった。これらの多様なニーズに対して個別に対応していくのがよいか、あるいは1つや2つの少数の事業を通して対応していくのがよいかということに興味がわいた。
また、流山市に自分に合った職場がほしいとおっしゃっていたママさんもたくさんいたが、この問題を解決するのは難しいと思った。というのも、流山市はベットタウンであり本来この場所で働くことはあまり考えられていない。流山市に女性が活躍できるような企業を呼び込むには、都心に勝るとも劣らない魅力が必要である。流山市はまずこの魅力を持たなければならない。しかし、流山市が企業にとって魅力のあるまちになるには、ある程度今の流山市を都心化する必要があると考える。そうなれば、ベットタウンとしての流山市は成り立たなくなる可能性も出てくるのではないだろうか。将来のことまで見据えて現在の問題や課題を解決するのはとても大変だということを感じた。
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