安全ポールは強度面&景観を配慮した仕様に

令和元年第2回定例会で提言していた「都市化に伴う道路の安全対策について」の1つとして、保育園のお散歩コースの安全対策の実績例が1つ出たので共有します。流山おおたかの森保育園、ロータスキッズスクウェア前です。ここは先日右折車両が突っ込むという事故があり、早急な安全対策が求められていました。

大津市園児死傷事故が大きな問題として連日ニュースで放映されていました。
安全対策は、歴史的に社会問題で大きく取り上げられる事故が発生しては改善されるというサイクルにになっていますので、今回の事件で相当数の設備が設置されることは想定されました。

流山市の安全対策への対応は早いため、あっという間に何百という設備が設置される前に、強度については勿論のこと、景観に配慮したものをお願いしたく、担当課の方とは、強度面&景観面で、以下要望をさせていただきました。

①強度面:車が突っ込んでも、大丈夫な強度のものを選定してほしい。
これまで設置したものには樹脂製が多く、車側に配慮した仕様となっていたが、今後は、歩行者を守れるよう強度が高いものをお願いしたい。
⇒(衝突条件によっても異なるため)歩行者の安全を完全に確保できるものではないと思いますが、スチール製、かつ、より太い丈夫なものが選定されました。前進だと思います。

②景観面:周囲の景観になじむ色、質のものを選定してほしい
周囲の景観になじむものを都市計画課などと調整して選定してほしい。
⇒最初は擬石を要望したのですが、石は高価で、強度的には実はスチールに負けることからスチール製が選択されました。しかし表面色は景観に配慮した焦げ茶に、かつ、表面加工を少しマットにしていただくことが出来ました。


最初は擬石を要望するも、より強度が高いスチール製に。


コスパもよく強度も高いスチール製に。この茶色の質感がパンフレットでは分からなかったため苦労しました。実際はもう少し太いものが採用されています。

個人的には、こういった景観調整を行っていただけたことが前進だと思っています。
たかがポールの色、じゃないんです。
この一つ一つの調整の積み重ねが街の景観につながっていきます。

このポールの仕様は、おおたかの森地区だけではなく、他のエリアに展開されるようです。

無理難題も言いましたが、丁寧な聞き取りを頂いて(本当に仕事が早くて素晴らしい!!)
いい形になったと思います^_^。感謝申し上げます。

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