流山市は現在、児童が急増しています。この状況下で保育園の整備には頑張っていますが、小学生になってからの子どもの居場所については、流山市はまだ多くの改善の余地があると思っており、その1つとして提言したものです。
- 児童館・児童センターは、夏休み中、昼食時一旦帰宅するルールとなっており、1日を通して利用できない。児童館・児童センターに昼食を持参し食べても良い環境を作ることができないか。
- 学校から至近距離にある児童館・児童センターであっても、一旦帰宅してから出直さなければならないルールとなっているが、利便性、安全面から考えて、直接児童館・児童センターへ下校後行くことを認めてもらえないか。
もともと昼食の持参については、特に夏休みなどの長期休みで多くのご要望をいただいておりました。
流山市の学童は、原則小学4年生以降の受け入れはございませんので、共働きが増えてきた昨今、せめて昼の前後に行き帰りせずとも良いような環境を整えてあげたいなぁと思い、一般質問でぶつけました。学童に入れない子たちの居場所としても有効ですしね!
下記のように回答頂き、前向きに検討していただく方向になりました。
- 現在、児童館・児童センターの学童の利用時間は、夏休み中においては、午前10時から正午まで、午後1時から4時50分までとなっており、昼食時は、一旦帰宅させている。
- 近隣市の事例を参考に、今年の夏休みからお弁当を持参した児童が、昼食を摂れるよう準備していきたい。
- また、学校から直接、児童館・児童センターに来館できるように準備を進めたいと考えている。
- 次年度は、子どもを育む計画の中間見直しの年となるため、アンケートやヒアリング等により、市民や子どもたちのニーズを把握し、研究していきたい。
引き続き注視していきます。
さらに29年度予算審査あっては、議会から全会一致で下記の指摘要望をあげさせていただきました。
児童館、児童センターには、親子の交流拠点や不登校児に対する生活上の困難などに必要な援助に結びつける福祉的な援助機能のさらなる充実をはかられたい。
児童館・児童センターの意義の1つに「子どもたちの心身の健康の増進、子育てをする保護者への支援や留守家庭の子どもへのケアなど児童健全育成を担うこと」がありますが、これには専門的な対応が必要です。
そこで、学校や家庭で様々な困難があった時などの逃げ場となり、心を整え、また戻っていくための場所としての機能も求められるため、この根本を忘れないでほしい、児童が急増する中できめ細やかな対応が難しいという事にならないよう、念押しをさせていただきました。
その他、流山市の児童館・児童センターは全施設で1億411万4千円の予算が計上されていますが、7つの児童館のうち、3つが指定管理者、4つが公営で運営されています。1施設あたりの経費は直営が約1980万円/1施設、指定管理者が約826万円/1施設と2.4倍以上と大きく異なっておりますので、直営児童館の市職員は長年培ってきたノウハウを存分に活かしていただきたい、ということを要望いたしました。
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