子育て環境整備の道のりはまだまだ

流山市でも4月からの保育園入園決定通知が送付されたようです。流山市は来年度4月には、認可保育園を7園と、小規模保育事業所2か所整備、保育利用定員の707名増を図り、総定員を4,798名としましたが、残念ながら今年も悲痛な声が届いています。
整備量については、28年4月1日現在の人口に対する認可保育園定員数は、柏市の1.7倍、松戸市の2.0倍で相当頑張っている自治体だと思いますが届かないですね

流山市は保育園整備も、まだまだ頑張らなければいけない状況ですが、後になって「え!?」とならないよう、目前に大きな需要を控えている学童、学校、そして虐待防止になる子育て支援、子どもの居場所等、目を光らせていきます。

とはいえ財源が問題。

自治体の子育て環境整備は国の補助金のメニューに相当依存するので、国の子ども子育て会議で来年度予算(案)の審議状況をチェック(こちら)。

予算(案)では保育園に対して大きな予算を割り当てています。
流山市議会でも意見書をあげた保育士給与改善の予算が計上されています。これは、スキルアップの研修を行いながら、技能・経験に応じた保育士等の処遇改善等を行うものです。平成24年から比較すると+約10%のベースアップ+最大4万円(月額約32,000円+最大4万円 厳密には園によって配分)に!!
保育士不足は喫緊の課題ですから、これは喜ばしいことですね。


 
その他、個人的に気になっていた
・3歳児の職員配置を改善(園児20:保育士1→15:1)
・生活困窮世帯の子どもに対する保育料軽減
・課題となっていた小規模保育園の3歳児以降の受入れを行うサテライト保育園(子どもの保育の連続性を担保する点で重要) などの補助などが入っています。

その他、事務量軽減のためのICT化、保育園整備に際して土地等所有者と保育園整備法人等のマッチングを行うため「民有地マッチング事業」等、
一億総活躍(にせざるを得ない)社会を目前にしてお尻に火がついてるな・・という印象ですが、
今後需要が見込まれる学童や、(声があがりにくい)地域の希薄化・核家族化の進行により、親子共に育つ&虐待早期予防に効果のある地域子育て支援事業については、必要性を感じながらもお金なし という所でしょうか。

子どもが育つための環境整備の拡充について、引き続き声を上げ続けたいと思います。

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