平成28年第3回定例会 一般質問 ~その3~ 【子どもが急増している流山市、子ども政策担当部署の職員増員を】

子どもが急増している流山市、最近は市民の方々から子育て環境に関する問い合わせも多く(苦情もあり)、色々調べていた所、驚く数字を見つけたので一般質問で提言することにしました。

「子ども家庭部の職員数、足りていないのでは?」という事です。
流山市は限られた人員や財源を最大限活用し、多様化する市民ニーズに適切に対応するために、定員適正化計画を着実に遂行してきました。
財政白書(平成26年度)を見ると、千人当たりの職員数が近隣市一少ない自治体となっています。
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少数精鋭の自治体経営は職員の方々の努力のたまものでしょうし、本当に頭が下がるおもいです。

しかし流山市は、周知のように、共働き子育て夫婦が急増、これまで専業主婦(夫)世帯が中心であったところから、共働き世帯の急増に伴う行政需要の多様化に対する柔軟な対応も求められていると推測します。保育園や学童の入所審査やそれに伴う事前相談業務をしなければいけないでしょうし、保育園新設のためのアドバイス、特に今は場所確保のため不動産にさえアンテナをたてておかなければいけない状況でしょう。保育園を開設して問題が発生すれば保護者との間に入る必要もあるでしょうし、これに加えて小規模保育所などにかかる事務は流山市でやらなくてはいけないので、認可や給付にかかる事務も増えます、つまり、行政の業務量と保育園児職員の業務量は増えるのではないか思うのです。

資料⑧をご覧ください。

これは近隣市の人口と保育所定員を比較したものです。近隣市は平成26年度決算版の流山市の財政白書から、人口千人あたりの職員数が優秀な流山市と1位、2位を争う自治体、松戸市、柏市を選定、人口比と公営・民営合わせた保育所定員比をしてみました。流山市が人口17.7千人に対し、柏市市は2倍を超えるのに対し、松戸市は3倍に届きそうなのに対し、保育所定員比は1.5倍程度と驚異的な値です。

職員は足りているんでしょうかと質問したら、担当課から増員を希望したいという答弁が返ってきたのでエールを送りました。

資料⑨をご覧ください。

柏市の子ども部の職員の構成において流山市の部署相当分と比較してみたところ、驚異的な数字5.6倍が出てきました。
(※松戸市は公開されていないため比較できませんでした)
(※柏市と流山市の保育園に従事されている保育士職員数については2015全国保育運動資料の値を参考に双方引いている)

柏市は中核都市ですので、単純な比較は出来ないかもしれませんが、流山市がいくら少数精鋭と言えども5.6倍のパフォーマンスは出せそうにない。詳細な業務比較については議員の調査では難しい面もあるので、時期議会までに調査していただくようお願いしました。

今後も、子どもの人口が急増しているからといって、きめ細やかなサポートが受けられない子どもが無いよう適正な人員配置を求めて生きたいと思っています。

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