本日、議会運営委員会(流政会の委員は森代表と、大塚議員)が開催されました。
流政会からは、以前、子育て中の母親が陳情する際、子どもの預け先が無かったことから委員会を傍聴できない方が多くいらしたことを受け、議会や委員会の傍聴時の保育に関する予算計上に関する提案を継続的に行っております。これまでの指摘ポイントは下記。
- インターネット中継があるじゃないか、委員会は意見陳述があるから必要なのはわかるが、議会傍聴まで必要あるのか
- 本当に利用されるのか、つまり莫大な予算をかけた割には利用されないことはないか?
※現に議会報告会では大分前に保育を整備したが利用されたのは前回初めて - そもそも、児童同伴を禁止している案件ではない。流山市議会傍聴規則の11条では「児童及び乳幼児は、傍聴席に入ることができない。ただし、議長の許可を得た場合はこの限りでない。」と定義され議長(委員会の場合、委員長)の許可を得れば可能、保育を用意する必要があるのか。
流政会からは、国会でも奨励の動きがあることや他自治体例を多数紹介。議会傍聴が政治参画の貴重な経験になること等、以下の主張をもって議会費の保育費用の予算計上提案を行いました。
議会や委員会の傍聴や、委員会での意見陳述などは、政治参画の貴重な実体験となる。
インターネット配信・アーカイブは、時間の無い子育て世代等にとっては必須のインフラである一方、政治に関する知識が乏しいと議会の素晴らしい臨場感や休憩中のやりとりが伝えきれない等、それだけで十分かというと課題がある媒体でもある。
特に共働き子育て世代が急増している本市においては、地域での滞在時間が長い育児休業中に市政を深く知りたいという需要もある。
この期間を逃せば、仕事と家庭の両立生活の中で政治にふれる時間を捻出することは現実問題難しく、市政にふれ、流山に愛着を持つ絶好の機会を逃してしまうことになりかねない。現場から得られる議会の臨場感を数度体験すれば、育児や仕事に忙しい期間にあっても、必要に応じてインターネット配信を利用するなどで参画できる可能性が高まる。開かれた流山市議会をさらに前進させるため、限られた予算ではあるが一時保育の環境整備を行うための予算を要望する。
流政会では「本当にニーズがあるのか」と指摘に配慮し、ファミリーサポートを利用する案で7万円の予算計上提案を行いました。ファミリーサポートは預ける相手のご自宅での保育で、事前にマッチングを行うため、お子様も知った相手に預かってもらえるので子どもにも負担が少ないシステムです。第一歩の提案としてはバランスが良い提案だと考えましたが、残念ながら議会費予算計上合意までには至りませんでした。
こちらの調査不足もあったと思いますし、ファミリーサポートについての説明がうまく伝わらない場面もありました。
また私達は、議会傍聴規則や委員会傍聴規則の11条の条文「児童及び乳幼児は、傍聴席に入ることができない」を目指しておりますが、到底そこまでの議論に持っていくことができませんでした。
しかし「お子様をお持ちの方でも、ぜひ議会に傍聴来てほしい。Welcome!」という姿勢が議員全員の統一見解であることを確認、HPなどで上記見解を加味して、傍聴の案内などを作成する運びになりそうです。そして、この反響をもって、保育が本当に必要と判断すれば、前に進めていくということでした。
個人的には、議会は厳格な場ですから、いつ泣くか分からない子どもを横にして集中して傍聴できるか、、、普通の方は気を使ってしまって集中して聞けないのではないかと思っています。また、小さい子どもをもつ親が傍聴する場合、保育は必須のインフラと思っていますし、ニーズの話は鶏が先か卵が先かの議論(つまり議会を知ってもらわないとニーズも生まれない)と思っています。
しかし、そういったことを1つ1つ分かっていただくための一歩なのでしょうね。
多様な指摘を受けブラッシュアップするからこそ強固な仕組みができると思いますし、ご指摘を頂く方々もそういった点を考慮しての発言だと思っています。引き続き皆様にもご理解を得られるよう提案し続けたいと思います。
今回の件は流政会の森代表をはじめ、大塚議員、流政会のメンバーに多大なるご理解、ご協力を頂き進めている1年前位から進めている案件です。今後も動向については報告させていただきます。
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