あまりにもなので少々厳しいことを申します。
10月末から2月にかけて学区でバタバタ、予算審査特別委員会がある3月議会になだれ込み一息ついた所で、放課後の居場所づくりに関する政策の進捗をあらっていたのですが、私が2年前議会で要望し、実施すると回答頂いた「流山市放課後の過ごし方に関する調査」は、政策的な課題は抽出できないものだと分かりましたorz…
一般質問でも確認したのですが、議場でのやりとりはかみ合わず途中で諦めた経緯があります。
アンケート調査報告書については「こちら」をご覧ください。
調査は、放課後の時間を「どのように過ごしているか」、「どのように過ごしてほしいか」について、週(月~金曜日)何日くらいあてはまるか、0~5日で記入を求めたそうです。
で、これ何の調査なんでしょうね。。。
そもそも学童に通っている子どもと、そうでない子ども達では家庭環境などの、あまりにも背景が違う子ども達の要望を一律に聞いて平均日数算出して何がわかるんでしょう。。
1学年1クラスの学校と、1学年6クラス学校もある中で、一律、1学年1クラスしかサンプルしていませんので、1学年1クラスと、1学年6クラスの調査精度が異なってしまう点もおかしな点です。
また分散などの他の統計量も重要になります。理想と現実の棒グラフの段差は、分散の大きさによって意味が異なるためです。
これなら、現実と実際の希望が異なる子どもが何人いるのかを出した方がはるかに意味がありそうです。その上で希望と異なる子ども達の背景や要望などを自由記述でとるなどすれば、もっと現状が分かったはずなのに。。。(まぁ子どもの意見がどのくらい反映されているのかも不明ですが・・)。
就労状況など、基本属性が全くとられていないことも問題です。
しかも、私が要望した学童に行けなくなった4年生以上の子ども達が、夏休みどう過ごしているかという調査項目は項目すらありませんでした。
主観的なアンケートこそ、聞き方で答えが変わってしまうので、設計は入念に行う必要があります。
コメントを残す