アーバンデータチャレンジのキックオフ資料から
昨日は、アーバンデータチャレンジ2016 キックオフイベントに参加(詳細は「こちら」)。流山市が参画するというわけでは無いのですが、他自治体の取り組みについて情報収集すべく、横浜市役所の石塚さんをはじめ、久しぶりにお会いしたい方々もいらっしゃったので時間を作って参加してきました。
難しい言葉がたくさん書いてありますが、要は、地域のお困りごとを、専門知識を持った人で知恵を持ち寄って、解決しよう、というのが主旨だと思います。また、お困りごとの原因を分析する際、様々な情報が必要になりますが、より多くの方に関心を持って貰えることにつながるよう、有効な情報は誰でも使える形で公開していきましょうね、ということですね(アーバンデータチャレンジの詳細は「こちら」です)。
私はIT系の出身ですし、こういう活動が大好きです。議員になって様々な情報も頂きますので、地域の情報を可視化していけたらなぁ・・と考えて情報収集中です。イベント自体のレビューは専門家の方がされると思うので、印象的だった2トピックほど紹介しますね。
1つめのトピックは、昨年度の2015年に金賞に輝いた「北海道統計データ閲覧ツールSeseki」のプレゼンから。Sesekiはエクセルの知識があれば、簡単な作業で統計情報を閲覧できるWEBツールだそうですが、自治体間比較を行うときに便利そうです。
利用事例の紹介では、関東近辺の人口増減分布が公開され、東京近郊では中心部に人口が戻りつつあるという「逆ドーナツ化現象」が発生していることが共有されましたが、率直に「ひぇぇええ><、都心回帰と言われているけど事実なんだなぁ・・」と感じました。今後はもっと競争が厳しくなりますね。更に魅力ある街づくりに舵を切っていかないと、都心に持っていかれる・・と、データを可視化するとこういうことがよく分かるようになります。
2つめのトピックは、第二部のパネルディスカッションから。
お題はこれ。活動をやり通す・やり続けるための秘訣について、先進自治体をけん引してきたキーマンが現場の様々な知恵を共有してくださったのですが、
興味深かったのは、会津若松市職員の目黒さん、「公私のグレーゾーンの最大化」するとのこと。そういえばパワフルな自治体職員はちょっと変わっていたり、越境人材だったりすることが多い。これは議員である私にも参考になる内容でした。地域における活動や関わりは「どの立場でやるのか」、議員でも悩むことがありますが、こういった考えもあるんだと元気を頂きました。
さらに、持続性のある組織作りについて、「味噌汁理論」という面白い持論が共有されました。
これまでは協議会をつくって活動するというのが一般的でしたが、「先に協議会などの形をつくるところから始めるのではなく、熱気があふれていると結果的に構造が現れる」という熱力学的な仕組みを組織作りに活かす方法を考えているということでした。
新しいことにチャレンジしている皆様だけあって、発想が面白いです。
地域の自治会等は若い方々の参画が課題と言われていますが、役員を決め、定期的な会議体を通じて運営するという形ありきですと、長時間の拘束につながり、時間に制約のある若い人は参画するのが難しい。気軽だけど楽しくて熱のある場を用意する、そうすると自然に構造が現れ、持続的な運営につながるという理論は、地域コミュニティ形成を促進するヒントになりそうです。
久しぶりに会いたい多くの方にお会いできました^^。そのお1人がこの方、横浜市役所 政策局政策調整担当理事の長谷川氏。この後、ものすごいメンツで懇親会があったようですが、子ども達のお迎えがあり断念TT。気持ちはつながっているぞ、ということで諦めず、すごいStarsに食らいついていこうと思います。
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