今日は、にっぽん子育て応援団7周年フォーラム、
「これから親になる私達が考える本当に欲しい子ども・子育て支援はこれだ!」に参加、非常に勉強になりました。「こちら」
第一部では、これから親になる若い方(女子大生、ダブルケア経験者、若き保育士、独身男性)がどんな不安や悩みを感じているのかを共有、第二部では、その悩みを受け、子ども・子育て支援の第一線でご活躍される方々の事業事例紹介と対策会議を行うという構成。
【第一部】では「私達親になれるんだろうか・・」という、たぶん母親の多くが経験すると思われる不安な気持ちが共有され、「育児は大変!両立は大変!若い人は大変!」という漠然とした情報をまるっと投げられて、イッパイイッパイです!!という若い方の訴えが印象的でした。
<<この不安、私の大学生の時も思っていたので、20年以上変わっていないと思う。。。>>
私も産む前、育児本を10冊くらい読みました。お蔭さまで頭でっかちになり、出産後は一杯一杯になりました。机上と現場は雲泥の差だったからです。
自分の子が産まれて初めて新生児を抱っこしたという状況でしたから、実体験が少ない中で(つまり貧相な想像力の上で)いくら情報を求めても、知恵は生まれ無かったのだろうと思います。
全部とは言いませんが、今の若い世代には、寄り添った支援は必要だと思います。若い頃に赤ちゃんと接する機会(実体験)が圧倒的に少ないんですから。
【第二部】では具体的なソリューションが紹介され、どれも参考になるものでした。特に和光市の子育て世代包括支援センターの取り組みは以前から注目していますが、本当に素晴らしい。
市内5か所にある子育て世代包括支援センターでは、母子手帳も交付。リスクの高い方にも早くアクセスすることで、困る前から寄り添いが開始出来る。実際、開設後は多くのハイリスク妊婦がフォロー出来ているという実感があるとのこと。
育てる側から、育てられる側の激変期、
(自分の体のこと、年齢や個性に応じて違う子どもの育ちへのサポート、人生や家族や周囲や地域の関係性の再構築等)知っていればもっとうまく乗り越えていけるのに、そのサポートが薄い日本社会。
子育ては多様で正解が無いからこそ、適切なタイミングで適切な寄り添いがあれば、豊かな子育て・人生になる。子育て支援は、人材育成、エンパワーメントの仕組みなんだ、と思います。
「母になるなら、流山市。」を標榜するなら、子どもが「ど真ん中」の育ちを支援し、子育ちを通じて自分達の人生を豊かに活きられる(これは親のみならず地域も)、そこがしっかりしているからこそ、市民の知恵と力が活きる街につながるんだ。それを訴えていきたいと決意を新たにしました。
(榊原さん語録をふんだんに使わせていただいています(^^))
写真は、子育て支援のカリスマ、子育て世代包括支援センター施設長であり臨床発達心理士 榊原 久子さんと、東邦大学看護学部教授の福島富士子先生と。尊敬する先輩と写真が撮れてうれしいTT。
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