記憶が新しい流山市の「組体操中止」をうけてその後、流政会会派メンバーから教えていただいた南流山小学校のニュースをシェアします。生徒の意見も取り入れて作っていくなんて素敵。
運動会の華である組体操ですから、中止発表を受けて楽しみにされていた子ども達や保護者から色々なご意見を頂いた議員もいたでしょう。私も双方頂きました。中には反対の市民のお気持ち受けて一般質問で取り上げた議員もいらっしゃいました。
・子どもたちの意見は聞いたのか
・組体操の継続の是非を子どもたちに考えさせても良かったのではないか
・なぜ全面中止にしたのか、部分的中止でもよかったのではないか
その時の教育長の答弁はこうでした。
・子どもの安全に関わないことであれば、幾らでも子ども達の意見を聞く姿勢はある。でも安全に関わることは別だ。
・残念な思いする子ども達も確かにいるだろう、でも一生に関わるかもしれない怪我のリスクを知った時に、子どもの安全に責任を負っている教育の現場では継続するという判断はできない。それをしっかり説明し(次に進むこと)、それを伝えることも教育だ。
※組体操中止の判断は教育長がトップダウンで行ったものではなく、各学校の学校長が意思決定したものです。
私は、教育のプロだなと感動しました。
思い通りに行かないこともあるけど、素晴らしい教育者の関わりがあれば学びに変えていくことができる。
子ども達の残念な気持ちには責任をもつ、これを良い学びの機会にする、その宣言のように聞こえました。
ちなみに当時から私は組体操中止に対して「妥当な判断だ」と考えていましたが、多くの保護者が学校と接する機会となる運動会のことですから、色々なご意見があることは承知しております。よって今回、他の議員からこのような質問が出たことは有意義だったと思います。
p.s.
この問題があった昨年度に教育委員会にいたH先生(しかも★女性★)が、今年度から南流山小学校の校長先生になられていて感慨深いです。H先生には、議会活動における質疑を通じて大変お世話になりましたが(答弁も秀逸)、教育者としても非常に素晴らしい方でした。教育長の答弁にある教育のあるべき姿を着実に実施されているものと推測します。
長女の運動会の日程と重なっていますが、明日は南流山小学校にも何とか少しでも顔を出して挨拶したいなと思います。
コメントを残す