レポ)タウンミーティング(平成27年12月@おおたかの森(水道局))

流山自慢、議会終了後のタウンミーティング。まずはおおたかの森(水道局)のQAを共有します。
※正式なものは後日公開されるので、そちらを参照してください。
こちらは、あくまで近藤の速記メモ(非公式)として公開します。

今期は、下記の構成で行いました。

  • 市の主要な事業説明(流山おおたかの森駅北口 私有地活用事業(この事業の経過は「こちら」)、総合体育館(この事業の経過は「こちら」))
  • 流山市教育振興基本計画(説明、意見交換)計画は「こちら」。
  • 市政全般のことについて意見交換

流山市教育振興基本計画に関連した意見交換

(市民:東深井)学童の指導員が不足していると聞く。今後の対策は?子どもが増えているが、今後夜間中学の設置は考えていないのか。
(矢野子ども家庭部長)学童は放課後の居場所という位置づけなので(保育所などは延長をやっているが)7時からの開設については考えていない。人材不足は認識している。来年度は子育て支援研修を江戸川大学と連携して、ファミリーサポート、地域の方を対象に約50名程度の育成を(国のメニューを利用して)導入する。
(田村学校部長)夜間中学は、戦争など、様々な要因で教育を受けらない人が多く設置してきたという歴史があり、現在は市川市にあり、外国人が多く在籍していると聞く。流山市は予定していない。

(市民)学校は立派なものが出来たが、教師はどうか。若い世代(教師)にバトンタッチできるのか、学校教育長から説明をお願いする。
(後田教育長)2つある。1つは(県のメニューにある)研修会に参加していくことにより、新しい施策(アクティブラーニング、課題解決を主眼とする、生徒同士で学び合う等)を学び、流山市で導入していきたい。2つ目は、OJT(現場で育てていく)。子ども達は個別性が強い。新人教員は熟練した教師とは同じように現場対応は出来ないことも。最近では子ども達も様々な知識をもっているため、これに対応できるようにOJTを充実していく。ということに前向きに取り組んでいく。

(市民:東初石)流山は母の実家だったので、在住歴が無いが、緑豊かな状況からは大分変わってしまった、流山独自の教育をうたうのであれば、自然との共生を取り入れた大綱を作られてはどうか。
(田村学校教育部長)これまでの活動を返り見ながら検討した。自然との共生は実施事例もあるが、今後もさらに研究していく。農業体験については農政課の「このまちご飯プロジェクト」として5校の学校(新川小学校、西深井小学校、南流山小学校等?)が地元の農地をお借りして農業体験を行っている。立地が関係するので全ての学校で出来るということではないことが悩ましい。

(市民:西初石)学力検査の結果が良い、すばらしい。なぜ流山市の学生はこんなに優秀なのか。全国の教育者から、流山市にノウハウを教えてほしいという打診があったことはあるか。今後、全国の教育者に対してPRしていくことを考えているか。
(後田教育長)勇気を頂くお話を頂戴して、燃えるような気持ち。読み書き、計算を隙間時間で取り組んできた成果が出ている。家庭学習が大切だよと地道な声がけをし、生徒にも考えてもらっている。記述式にも力を入れている。今後のPRについては、これまでは来年落ちたらどうしよう・・という守りの姿勢があったが、2年連続達成しているので、分析して指導に活かしたい。
自然との共生については、おおたかの森が近い、都心から一番近い森の街、その地域の実情を活かして、積極的に学びに取り入れたい。

(市民)大綱が大人から見た内容になっていると感じる。子どもの視点を重視しているか。
(後田教育長)全くその通り。大綱は大人目線のもの。これを子どもが分かる表現で焼き直したいと思うが、どのように伝えられたら良いか研究中。

(市民:加)オランダなどの西洋は、親子で地域に参画するという、そうやって主権意識が醸成されていくと思うが、タウンミーティングに子育て世代の参加率が少なく残念。このような基本計画の大綱を作っているのに、知れわたっていない。より市民が参画できるような場を作っていただきたい。
(後田教育長)今後、北部中学校で実績が出ている(1年間で1000名以上の方が学校に関わる)、学校支援地域本部を設置し、地域の指導力を学校に取組めればという思いがある。市民の方は専門性を持っている。子ども達には本物に接してもらいたいという思いがある

(市民)いじめを予知する方法はあるか。副市長は教員の資格を持っている。学校の現場のにおいを感じているか。自分は里親をやっているが、その中にも障がい児もいるため、特に気になるので教えてほしい。
(石原副市長)(教員の資格は持っているが)現場・親御さんから話を聞いて学ぶことが多い。いじめの話は社会全体で対応していかなければならない。流山市では「いじめを確実にある」という認識のものと、隠さないで対応するという姿勢で取り組んでいる。学校は社会の縮図だから、無菌状態というわけではない。(いじめの)小さな芽をどう摘めるか、開かれた学校づくりが必要。PTAだけじゃない。子ども達を未来の宝として地域の人たちと一緒に皆で育てていく体制作りが必要。少子化の中でやっと産まれた子どもが他人を追いやったり、或は、自分で命を絶つことが無いように、大人がしっかり守っていく。自らの学校周りは年内にノルマを完了したい。

市政全般のことについて意見交換

(市民:東初石)おおたかの森小学校の通学路にもある、パチンコ店の事業者との交渉の進捗について伺いたい。業者との交渉はどのようになっているか。現状のデザインはあまりよくない、負けずに交渉にあたっていただきたい。
(亀山都市計画部長)パチンコ店については、デザインについて調整を始めた。努力する。

(市民)西初石5丁目の交差点が、交通量が多く危険と感じる。道路完成の見通しはどうか。
(斎藤都市整備部長)平成29年3月末を目標にしている。

(市民:向小金)今年の7月のタウンミーティングでお願いした事項。障がい者支援課にファックスが置いてあるが、窓口が閉まっていると緊急連絡の時にFAXが見られない状況も考えられる。緊急時も対応できるよう守衛室にFAXを整備してほしい、進捗はどうなっているか。
また、おかげ様で週5日、障がい者支援課に手話通訳の設置が行われた。今後は2人設置をお考えいただきたい。

(石原副市長)FAXは早めに対応する。可能なことから1つずつサービスを整備している。手話通訳は本年度からやっと週5日、登録9名でご協力を頂いている。協力者の輪も広げていく必要がある。

(市民:野々下)今年度、COP21があった。世界的に大きな動き。市民参画を推進してほしい。
(市長)要望を担当課に伝える。

(市:ときわまつ)初石の東口改札の進捗を教えてほしい。
(亀山都市計画部長)庁内で検討を始めている。1つの検討案として入場だけにしようか、という案もある。年明けから地元の方と意見交換を行いたい。

(市:駒木台)グリーンバスについて、おおたかの森までは、10分に1本走っているが、市役所までは行かない。今後の高齢化社会に向けて通してはどうか。
(亀山都市計画部長)グリーンバスの基本方針は、駅から遠い住宅地と主要地を結ぶこと。公共施設への異動を目的としていないため、原則は駅まで。交通に関しては公共交通と高齢者向けの交通、2つの考え方がある。これから検討していけなければいけない問題。
(井崎市長)グリーンバスでおおたかの森駅までいける。おおたかの森駅から、市役所へは2つの民間バスが通っている。東武バスが20分毎に、京成バスが30分に1本ある。公共交通はタクシーとは異なるので1回乗り換えくらいまでは、時間を計算して利用していただきたい。また、おおたかの森出張所は、出来るだけ市役所に来ていただかなくてもよい良い機能を考えていく。

(市民:野々下)昨今人口は17万4千という数字。この勢いだと20万人超すのでは?総合計画では推定している人口は?
(山田総合政策部長)下期実施計画という今後4年間の計画を策定。2025年に18万8千人がピークという推計。2040年には18万1千人、徐々に下がっていくだろうという想定。

(市民)アリーナの利用方法について、親子対抗の運動会というのが出来ないか。また、防犯について自動販売機の上に監視カメラを設置する例がある。Wifi基地に出来るというものもある、取り入れてはどうか。
(直井生涯学習部長)昔、町民全体運動会というのがあったが、自治会単位や競技別になってきたという歴史がある。高齢化の中で、コミュニティスポーツの価値が見直されている中、市内5地区でジョギング等が始まっている。決定ではないが夏休みに運動公園に大ラジオ体操が出来ないかと考えている。
(石原副市長)防災機能付きの自動販売機を検討している。新しい提案なので、自動販売機に着けるメリットも含め検討したい。

(市民:加)マンション住まいだが、市との連携中心は町内会、自治会。防災・防犯、自身の避難場所についてはマンション住まいでも重要。マンションのお住いの対応、政策を考えているか。
(石原副市長)今進めているのは自治会が基本。できれば2枚看板でもいいから自治会を作っていただきたいという思いはある。他自治体ではマンション管理組合が、まるごと、みなし自治会という事例もあるが、条件を整備しないと難しい。
自主的な参加の自治会と、マンション管理運営を目的とする団体で目的が異なるので、基本方針は待ってほしい。

(市民:東初石)グリーンバスの件。ワンステップバスが多い。子連れ&ベビーカー、ご高齢の方は乗り降りが大変。ノンステップバスの導入は可能か教えてほしい。
(亀山都市計画課)対応年数がある。切り替えの時期に合わせて考えていく。

(市民)流山おおたかの森市有地について、業者が認定されたということだが、すぐスタートするのか?我々は北口の地権者の勉強会に参加しているが、開発スケジュールが分からず、意見を出すタイミングが分からない。最初の要望と異なっているので、地権者が事業を考える上で想定が異なってしまう。三栄さんの本社ビルも駅から見えたが、高村建設が商業施設と賃貸を建て、すっかり見えなくなった。
(井崎市長)駅から色々な建物を見える形にするには、駅が近いほど低層にしないと見えないが、土地の価格上無理(経営が成り立たない)。道路の作り方、外に歩きやすい、流れやすい同線を作ることで工夫していく。

(市民)昔は(市政に対して)穴があったらほじろうと思っていたが、穴があったら自分でも埋めようという意識に変わってきた。
保育士不足の課題はどうしていくか。娘が保育士だが、聞くと、北千住を超えると、住宅補助の取り組みや、給料も5万円違う。若い女の子腰痛になる、ヘルニア腰痛。体力の問題で難しい。ビックサイトで補助金具等の器具を使って労働作業に役立てる例があるが、労働条件を良好にするため採用出来ないか。
(矢野子ども家庭部長)十分認識している。東京都内の方が、給与は50万円/年ほど高く社宅の補助もある。やっと流山市も一昨年度から就学資金貸付を、来年度から社宅借り上げ(全額補助)を開始した。保育園を作っても保育士不足で、定員120人入れられるところ60人しか入園出来ない。新規の保育園は事業主体に保育士確保もお願いしたが、鹿児島から転入するという話も伺った。首都圏は保育士の取り合い。資格を持って働いていない方に研修を行い保育に従事していただくという取組も引き続き実施する。介護ロボットはあるが、保育士向けはない。研究していく。

(市民)小児科不足の問題はどうか。
(宮島健康福祉部長)小児医療は最大の課題。全国的に減っている。現状の環境では拡大してもらえるところがない、医師会と共に、緊急事態にどうするかが目の前にある問題。財源が潤沢というとそうじゃない、医師会の協力を得る、東葛病院にご理解を得ながら一緒に検討していく。
(井崎市長)小児科救急については、お医者さんの取り合い、基本は国で対応すべき話。小児科を担当する方の労働環境の問題もある、そこが一番の課題ではないか。お知り合いの国会議員、国に声を上げて頂けると嬉しい。

(市民)里親月間の取組を広報に出して頂き、里親が産まれた、感謝する。継続することが必要。子どもが里親を選べるような社会にしてほしい。
(井崎市長)里親の働きを感謝します。継続的な広報を行います。