タウンミーティング@東部公民館、南流山センター

本日、南流山センター、東部公民館でタウンミーティングが行われました。市長からの市政方針のプレゼンがあり、その後市民とのQ&Aがあります。市長、副市長、各部長が勢ぞろいする、すごい場です。

市長のプレゼンでは重点政策が共有されていました。その中で人口推計の話も。流山市の人口推計は国立社会・人口問題研究所のものよりも、かなり上振れしているようです。
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参加者は、南流山センターで30名強、東部公民館で50名強でした。いずれも高齢者が多く、ボリュームゾーンの子育て世代は殆どいませんでした。
事務局もルールとして、誹謗中傷しない、なるべく多くの人が質問できるようにする、個別の要望は紙に書いていただくなど、運営を工夫されていましたので、是非とも子育て世代に参加していただきたいですね。ここへの参加率が延びるよう私も周知活動を行っていきます。

明日は下記の日程で開催されます。ご都合のつく方は是非ご参加くださいませ。

平成27年7月12日(日)
10時 ~ 11時30分  おおたかの森センター
14時 ~ 15時30分  北部公民館

本日のタウンミーティングで行われたQ&Aをラフですが共有しておきます(私が速記で記載したものなのでかなりラフです、ごめんなさい。公式には後日公開される議事録をご覧ください。)。高齢者福祉やいじめについての質問が行われています。

◆東部公民館 13:30~15:00 Q&Aこちら
◆南流山センター 10:00~11:30(私が遅刻したので途中から)Q&Aこちら

高齢者に関わるQAが多かったので、FBやネットを見る習慣がない、うちのマンションのシニアの仲のよい方には、速報として私のラフ速記Q&Aを配布させて頂きました。
議員になってよくわかりますが、市長、副市長、主要な部署の部長が勢ぞろいなんて、かなりすごい場なんですよ、しかも市長・副市長が直接バンバン質問に答えているという・・・。行かないなんてなんて勿体ないTTと思いますよ~。

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◆東部公民館 13:30~15:00
Q.東部地区では、人口構成の移動の問題。200戸あるが、空き家が目立ってきている。若返りを促進するような政策はあるか(空き家を若い世帯の購入促進をするような政策はあるか)。
A.流山市では専門家と一緒に2年間、研究してきて、今年度1月から高齢者住み替え支援制度というのを試験的に始めている。従来流山市は戸建住宅が開発されてきたが、高齢化で庭の手入れが出来ない、自分で移転先を個人で探すのは大変などの声を受け、高齢者が元気なうちに住み替えを促進できる仕組みを作っている。現在は商工課などと連携して建築専門家チームをつくっている。そこに相談すれば情報が一括して入ってくる。相談者は累計100人くらい。この制度は高齢者の方が動けなくなる前に活用されることがうまくいくコツである。ぜひ検討してみてほしい。

Q.各種新聞でも問題になっている「いじめ」。担任にSOSを出していたのに、他の先生に共有しなかったということをきいている。いじめの問題について、流山ではどのように取り組んでいるのか。
A.残念な事件だと思っている。流山市ではいじめ対策推進条例が施行されている。各校、いじめ防止対策でマニュアルをつくり(ホームページでも公開している)校内全員で問題を共有して対処している。一番は各担任が子どもたちの状況をよく掌握し、早期発見、早期対応、組織で対応することが重要だと思う。年間3回+α、アンケート調査を行っている。場合によっては教育委員会も協力し、あのようなことが無いよう対応していく。

Q.教育委員会に対し、市長の権限が強くなるような条例改正が行われたが、市長は、いじめの問題に対して、どのようなスタンスでいるか
A.これまでも教育長と政策協議も行いながら進めてきたが、総合教育会議というものを7月に初めて行った。いじめ対策については、連携して問題認識を深めていく。いじめ、不登校も残念ながら0ではない。しかし「ある」という事実を正確に報告され、それに対する対応策も共有されており、もみ消されていない。それはある意味健全といえる。いかに迅速に対応できるかが重要だと思っている。今後も支援をしていきたい。

Q.高齢化時代の高齢者の健康増進策の良例として先日のNHKでは、近所の公園に高齢者のための健康遊具を設置するという例が放送された。健康寿命を延ばすことができる健康遊具について公園にも整備してほしい。
A.時々要望はあるため調べると、指導員が必要だったりする。指導員があって、良いプログラムがあって、地域で支える体制があっていうようなことを総合的に考えないと、結局使われなくなってしまう。もう少し検討の時間がほしい。

Q.地域包括支援センターが物理的に遠いという問題がある。もう少し近いところ分署、支所をおいて高齢者を誘導したほうが良いのではないか。車が無い人、本当に相談したい人は車がない、動けない人が多いのではないかと思う。どうか検討してほしい。
A.市内各地で高齢者が増えており、今の4か所から増やしてほしいという要望は貰っているが、各所スタッフが多くの仕事を抱えて大変な状況である。スタッフの充実が一番優先度高、ということで、今年から各支所1名スタッフの増員を実施した。今後の需要については高齢化率、距離を複合的に考える必要がある。次期介護保険の事業については、ご意見などを含めて検討させていただきたいと思う。

Q.高齢者問題で質問したい。先日の条例で見守り活動から支えあい活動になった。これまでは市からの支援金はなかったが、15万円の支援金が支給されるようになった。支える方も支えられる方も高齢者で、運営が大変。一時金としてではなく、2万円でも3万円でもお茶代費用として使えるような運営費を継続して支給していただけないか。
A.従来より、地域における見守りは、お互い様の活動としてお願いしてきた。支えあい条例は、災害時に地域の弱者について名簿を配布し、となり同志の支えあいを、地区社協単位でなく、自治会内単位とすることが目的。多くの自治会で賛同していただきたく、170ある自治会のうち、半数くらいは賛同していただきたいと思っている。今回の支援金は開始のための奨励金だと考えて頂き、まずは多くの自治会で開始していただき、開始いただいた多くの自治会で運営費が必要だということであれば、考えたい。でも原則はお互い様の支えあいの活動で、自治が原則。足りないところを行政がサポートするというスタンスであることはご了承頂きたい。

Q.うちの自治会は、一旦始めてしまったら途中でやめることができないから開始しないほうが良いという声もある。たとえばWiFiなどで健康確認のシステムを導入するなど、最初の検知は市が関与して、最終的なフォローを自治会でという役割分担であれば、可能だと思うがどうか。
A.ハードルを上げていくと続かない、というのがこれまでの事例で分かっている。見守り対象者に、色々な装置を導入するようなことをお願いしてしまうと、ハードルが上がってしまう。最後の異常事態には110番通報しかない。異常時・災害時に声がけができるか、その第一歩として、どこに誰が居住しているのかを把握させていただきたい、手あげ方式でまずは開始させて頂きたい。情報提供は市の責任、見守りは地域の皆様にご協力いただけないか、というのが基本の趣旨。

Q.当自治会は200世帯なので、むこう三軒両隣の顔は見えている。名簿の提供を受けた場合、名簿の管理を毎年役員が変わっていくのに秘密を守れるのかという懸念があるため、市の名簿提供は受けないで、独自名簿でやっていこうとなっている
A.地域によって、人口構成も働きかけも千差万別。出来ることをできる範囲でお願いしている。持続可能な範囲でスタートしていただきたい。

Q.田んぼもあり、森もある、緑豊かな街となっているが、税金逃れで農業をしないのに田畑としている場合もある。田畑や森林も管理されていない場合、田畑だと土埃が、山林だと木々が伸びてしまった場合、街灯が隠れてしまうなどの問題が発生している。個人からお願いしてもなかなか対応してくれないので、行政からお願いしてもらえないか。
A.街灯については地権者の管理義務。そのような問い合わせがあった時は、速やかに対処するよう呼びかけを行う。
A.田畑の後継者の不足は、日本全国の問題。農業委員会でも審議しており、農地として登録されている場所の不耕作についてはチェックし、田畑が荒れている場合には指導するようにしている。非農家の方も農地も持てるよう、株式会社も借りられるような制度改正があった。後継者がいないという問題があり、特効薬は中々ないが、都市農業のあり方は模索しているが、先進事例としてイオンアグリという企業の取組もある。企業も誘致しながら、流山の産業としても育てていけるよう、市も努力する。

Q.いじめの問題について、企業もそうだが、うまくいった解決事例は上がってくるが、うまくいかなかった事例は上がってこないという一般的な話がある。岩手の問題も深刻な問題が顕在化しなかったという問題がある。たとえば市長にダイレクトに届くようなホットラインはあるのか。
A.「いじめホットライン」という24時間対応のホットラインがある。
子どもからもかけられるが、大人からの問い合わせが多い。各学校にも目安箱を用意している。校長にしか伝わらない形にしてホットラインを確保している。

Q.西松ヶ丘は坂が多いため、PATもつぶれてしまったので高齢者は駅に買物にもいけない。グリーンバスのルート変更をお願いしたいのだが・・
A.道路事情含めて検討するが、PATに同様のスーパーが開業するので、もう少し待ってほしい。

Q.プレミアム商品券に関して、完売したのは喜ばしいことだが、おおたかの森駅周辺と異なり、東部には魅力的なショップが無い。来年はプレミアム商品券で柏で使える商品券を買おうかな等と言っている。東部には個人で頑張っている商店もあるが魅力が薄い。平和台に行くのも遠い。流山に住んで30年、流山大好きですが、なんだか柏の店で買うことになってしまうので何とかならないか。
A.東部地域については、首都圏有数の柏市の商圏があるので、土地柄しょうがない。西原の江戸川や流山おおたかの森を使うことと一緒。これまでは人・もの・金が出ていく街だったが、これからは集まっていく街にしたい。おおたかの森はすぐ柏。木地区も松戸にも柏にも近い。今までそういうのが一切なかったのに、増えてきている。柏、南柏に対抗できるものを、民間にお願いして誘致できるかというと難しい。一方でそのお店でないと経験できない、という圧倒的な差別化を行えるような店を誘致することは重要。

Q.第二コミュニティセンターの老朽化から、コミュニティセンターを長崎保育園の場所に集約しようという計画があるそうだが、第二コミュニティセンターは利用率が多い。高齢者対策、防災対策の観点から、住民同士の交流事業を実施、懇親会を年2回開催し、1昨年から軌道に乗り出し100人以上の参加がある。第二コミュニティーセンターを継続して利用できるようにできないか。

A.第二コミュニティセンターは老朽化している、野々下の福祉会館がすぐ近くにあり、ぜひ利用していただきたい。公共施設として市長が責任をもって向こう10年間太鼓判を押せる施設ではない。集約をして1か所でできないかとご提案しているが、距離などの問題もあるのであれば、地域連合を作って、総合自治会館という形で、拠点を自分たちで出来るという選択肢もあるかもしれない。自治の原則は自分たちがやれることを最大限やって、出来ないことを税金で支援するということ。流山市民の高い自治意識に期待をしているのでよろしくお願いしたい。

Q.今日の後方は、18議案が可決されたとある。どういう条例が可決されたか分からない。広報に掲載してはどうか。
A.紙面が限られているため、条例の公布日に合わせて、市民に影響がありそうなもの、関心がありそうなものは出来るだけ載せるようにしている。簡単にダイジェストにお知らせして、詳細はホームページでという誘導をしている。

◆南流山センター 10:00~11:30(私が遅刻したので途中から)
Q.防犯カメラをもっと沢山設置してほしい(?)
A.防犯カメラは1台20万円だが、この映像の解析に必要なメンテナンス費用というのが700万円と高額。無制限的に自治会が設
置するものに対して一律半額補助するというのは難しく、手上げ方式だと限界がある。危険が多いという箇所を絞り込みんでほしいし、行政と連携して選択と集中という観点も踏まえて考えていきたい。

Q.学校の先生人事について、自治会と折角関係が出来た先生がすぐいなくなってしまうという印象がある。どうにかならない
のか。
A.職員の人事については、県の管轄。ルールがある。特定の学校には最長7年しかいられない。本人の希望もある場合さらに
短くなる場合もある。様々な要因の中で採用が動いているので、校長だと2,3年、長くて4,5年。なるべく3年はいてほしいと県にお願いしているが、致し方ない側面があることはご理解いただきたい。
A.地域と学校の先生との交流について良例を紹介する。お祭り開催時に学校の先生をお招きしている自治会もある。4,5人お呼びする中で、新しい先生も古い先生もいるだろうその中で継続的な交流ができるのではないかと思う。

Q.財政赤字について、どの程度減らそうという目標はあるか。
A.市債残高は475憶ある。毎年45億円弱は返済していく。周知のとおり市債発行額は45憶以下にしていかないと減っていかない一方で、流山は人口増加地域なので、インフラ整備が必要。現在財政計画についても策定中。皆様にもご報告する。
A.市政経営の視点として、返済額より借金を小さくするを順守するようにして借金を減らしてきた。小中併設校、体育館については、転入者にも相応の負担をしていただくという思想で市債発行しているため、引き続き若い世代に選ばれるようしっかりと市政経営をするということだと思う。一方で今後は高齢化しながら減るため、それまでには借金を減らしていくという認識で
しっかり経営していく。大きすぎる投資は行わない、今後は本当に必要なもの以外はつくらない。国立競技場のような無駄なことは流山ではやりません。
A.公共工事は補助金を利用して実施している。その中で流山の事業者に発注する場合のインセンティブを設定している(?)。投資に対して何十倍の経済効果があることは確認している。

Q.日本全国の自治体の財政を研究してみたが、流山はかなり良い方だ、感謝する。
A.(東洋経済の調査?)約800ある自治体の中で40数番目?で評価を受けている。しかし、議会、市民から沢山の要望がある、全部実行したら破たんするため、優先順位を決めてやっていく必要がある。

Q.自転車の乗り方講習を学校などで出来ないか。
A.自転車における交通事故は深刻で、小中の自転車の乗り方指導は、力を入れて行っている。交通安全指導は頑張っているが、クラブ活動については各学校の方針でやっているし、今後特にトップダウンで実施する予定はない。

Q.新体育館に練習場は作れないのか。
A.運動公園は色々な競技施設、アスレチック、広場があるので、自転車のスペースというのは難しい。

Q.今年4月から手話通訳設置が週5日になった。市の職員も配置していただき感謝する。障害者支援課には、応対してくれる方が少なかった(たまたまかもしれない)ので人数を増やしていただきたい。将来的には聴覚障碍者も高齢者が増えていくと思うので、特に休日、緊急連絡がしやすいよう、守衛室にFAXにおいて頂くなどの対応を考えていただけると嬉しい。聴覚障碍者の福祉についてもさらなる理解をお願いする。
A.手話通訳の関係ですが、研修を強化、手話通訳対応ができる職員を増やしていく。FAX設置については管理部門と相談して考える。

Q.空き家対策について、流山では議員立法で空き家条例を国に先行して制定しているが、後発の国の法律の施行によって流山の空き家対策は加速されるか。これまでは自治会との市と連携において対処してきたが、もう少し強制力を伴った執行も可能担っていくと思うか、見通しを教えてほしい。
A.国の法律では、強制力も行使できるようになってきている。来年度4月から建築住宅課に所管を変えて、本格的に対策を考えていく。必要であれば条例見直しも行う。

Q.将来住んでできるという説明をいただき、流山に来てよかったなと思う。そこでさらに進めてほしいと思うが、待機児童0の進捗はどうか。
A.保育園の待機児童はなかなか0にならないが、少しずつ減っては来ている。人口増に対する認可保育数は千葉県一(?よく聞こえませんでした)。

Q.小中一貫校はメリットということだが、南流山小学校、中学校はできないのか?
A.様々な形があることを前提にした場合のやり方を各地域で試行錯誤で進めていきたい。

Q.特養老人ホーム待機400と聞いている。待機介護はどうなっているか。
A.本当に必要になってから、手を上げるというよりは、事前に手を上げるという人もいて、待機の人数が正確に計測できていない。努力するが、保育士、介護士が足りないことが一番の課題。

Q.職員の不祥事は二度と発生しない様にしてほしい。
A。魔が差さないような仕組みを作る。問題が全然無いというのは理想だが、なかなか難しいため、発生したときの対処や説明をきちんとしたいと考えている。

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